その後宋時代の徐子平による「淵海子平」が、
民時代には 劉伯温による「滴天髄」が、
万育吾の「三命通会」がそれぞれ著された。
日本では1818年、長崎に留学していた仙台藩の儒学者で
『五行易指南』等の著書もある桜田虎門が、
「淵海子平」を翻訳し解説した「推命書」を出版した。
その後明治以降に四柱推命と名付けたのは松本義亮である。
四柱推命は時の為政者が活用したものであり、
その歴史性や的中率の高さから占いの帝王とよばれている。
私たちにおいては、人生の岐路に立つ時とても役に立つ占いとして存在し、
人生の羅針盤として行き先をはっきりと示してくれるであろう。
四柱推命占いは生まれた年・月・日・時刻を、
天の気を表す十干と地の気を表す十二支に置き換える事で
五行(五気)のバランスを読み取り、
先天的な運命と後天的な運命を読み解く事ができる。
具体的には、性格や才能、適職、仕事運、相性、恋愛運、
結婚運、金運、子供運、健康運などである。
四柱推命を解説した本を読みながら、
ご自身で命式を求め、命式から運命を探る事は不可能ではない。
ただ他の占術と比較した場合、かなり難しい。
一生かけても到達できないと言われる程、
奥が深く複雑で難解な学問が四柱推命である。
きちんと正確に占う場合は、
専門の評判が良い占い師に観てもらう事をお勧めする。